『彩桜学園物語』設定



○世界設定

・現実世界とまったくといっていいほど同様。特殊な『能力』などは基本、存在しない。

○学園概要

・中等部(3年)、高等部(3年)、大学生の通う部(大学部)(学年の呼び方は○回生)大学院から成り立っている。
・入学したときに学生証(身分証明書のようなもの)をもらう。転校生は転校時にもらう。これは卒業まで所有することになる。
・クラスは数字(1年1組といった感じに)。

○教師の個人データ

・辻 三数(つじ みつかず)
性別:男性
学年:高等部1年5組担任
教科:数学
性格:ノリが良く、生徒と本気で遊ぶこともしばしば。
備考:算数先生と呼ぶと本気で怒る。

・奉先 哮(ほうせん たける)
性別:男性
学年:高等部2年5組副担任
教科:社会系列
性格:あまりやる気の感じられない。
備考:態度教員としての能力は高い。ツッコミに回る。

○学園内に存在する建物・施設

・彩桜学園第一講義堂。通称は『彩桜座』。

・林の中の池の脇にあるロッジが、男子野球部の部室――更衣室とシャワールーム。

・高等部の校舎にある会議室。実質、『彩桜学園高等部調査隊』の部室になっており、入室するには教師であっても許可が必要とされる。

・特別活動支援室。弱小の部活を始め、様々な活動を支援するための教室であり、基本、どんな内容の活動でも使用許可が下りる様子。ちなみに、現在は第六まで確認されており、その『特別活動支援室6』は基本、文化系の弱小部活や同好会の活動を支えるために機能している。

・離れ校舎には文芸部室の他に、視聴覚室、生物科学実験室、物理実験室、図工室、家庭科室、大教室などがあり、主に授業内での実践演習で使われる。また、どの教室も空調設備が整っているため、寒い日にはここの空き教室で弁当を食べる生徒も多い。

○学園内の警備体制について

・警備員に佐蒲 晶(さかば あきら)(女性・変人)と海女濡 勝也(あまぬれ かつや)(男性・常識人)がいる。

・警備員の他に、バイトで大学院生なども定期的に見回りを行っている。

○校章について

・彩桜の校章は秋霜桜花。桜の花は純潔、精神美を表し、それを取り囲む霜と光はそれを貫くことの厳しさを現している。要約すると、どんな苦難にあっても己の美学や正義を貫くべしという教えになる。なお、このことは生徒手帳に載っている。

○学園内の年中行事

・『彩桜座』に劇団を呼んで芸術鑑賞会をする。(秋)

・二日に渡って文化祭(彩桜祭)が開催される。(十一月の上旬)

・文化部もインターハイの間の活動予定を提出する必要がある。(休みにするか部活をするか応援に行くかという意味で)

・高等部の1年では、『宿泊研修』という『みんなで仲良くなりましょう』的なゆるい合宿イベントがある。(四月の上旬)

・部活や同好会の活動内容をアピールする場として、『新入生歓迎会』という行事が設けられている。(四月の中旬)

○寮について

・自宅が遠い生徒のみが入れる。自宅から通える生徒は自宅からの登校となる。

・男子寮:彩星(さいせい)寮
・女子寮:桜華(おうか)寮

・彩星寮の食堂は一階に存在しており、基本、深夜以外はいつでも利用できる。

・一人部屋だけでなく二人部屋などもあり(最高、何人部屋までが存在するのかまでは不明)、どの部屋にするかを生徒は自由に選ぶことができる。

○中等部・高等部の服装

・制服

 男子はブレザーか詰め襟、女子はブレザーかセーラー服を自由に選べる。

・体操服

 男女共に無地の上に、紺のハーフパンツ

・ジャージ

 無地の柄に、中高共に1年は赤、2年は緑、3年は青。翌年からは3年生の色が1年生の、1年生のが2年生の、2年生のが3年生の色になる。

・上履き

 これに入っているラインの色も、ジャージと同様に学年を表している。

○学園内活動に関する設定

・剣道部では、1月2日か3日(主に3日)にある寒稽古の後に新年会が行われる。

・部活の活動時間は午後6時まで。例外は多数あり。

・野球部は県内でも常に高ランクに位置づけされている。そのため練習はハードであり、時間も厳守。開始時刻であるAM6:00に5分以上理由なく遅れれば、彩桜の外周を10周走らされ、同僚や後輩からの千本ノックが課せられる。さらに監督からの信用も落ちるというおまけつき。

・大学部オーケストラサークル。通称は『大オケ』。

・彩桜学園高等部吹奏楽部。通称は『高吹』。

・文学部は代々、冬休みを利用して『クリスマス会』と称した、パーティを行う(規模はそれほど大きいわけではなく、だれかの家に集まって皆で飲み食いしたり、ちょっとしたゲームをしたりする程度)。

○学園外に存在する建物・施設など

・駅前にあるファーストフード店、キャットバーガー。店のシンボルは王冠を被った黒猫”アインシュタイン”様で、注文を受けてから作るタイプの店。メニューには『チィズバーガー』や『パリパリボンレス』、『絶品マグロハンバーガー』があり、また、季節限定で『地獄バーガー』や『煉獄バーガー』などもある。平日半額のセットは懐の寒さに耐えられない部活帰りの学生の頼れる味方。

・某三十一種類、たまにそれより少し多かったり少なかったりする数のフレーバーがある値段設定が高めのアイスクリーム専門店。種類は基本、三十一種類だが、それを超える日があったりなかったり。また、それよりも少ない日もあったりなかったり。

・町を一望できる山の上には、『道場』と呼ばれる建物(剣道場)が存在する(正式名称はなし)。年季の入った古い造りの木造で、広さは学園の体育館の三倍ほど。また、この『道場』に辿り着くには、『一度上ったら地獄が視える階段』と畏怖されている全九百段で構成されている階段を踏破しなければならない。

・高等部2年3組の女子、宮野恵理が管理人を務めているアパート、片山荘。入居者には、良くいえば個性豊か、悪く言えば変人といった人物が多い。

・店員同士が本名ではなくコードネームで呼び合っているというファミレス、満員御礼。店の特徴は強面の店長、ウリは容姿のいいウエイターとウエイトレス。料理の味は可もなく不可もなくといったところ。

○豆知識&蛇足的設定

・野球部には、たった1度の遅刻でレギュラーを落とされた先輩が居たという噂がある。

・一部の生徒は彩桜学園のことを、“魔窟”・“亜空間”・“小宇宙”・“魔境”・“楽園”・“聖域”・“理想郷”などと呼んでいる。

・彩桜学園の裏口に高等部の校舎から行く一番近い道は、林の中を突っ切る道。

・この学園の養護教諭は、仕事熱心であるためか逆に保健室にはいないことが多い。

・彩桜学園の高等部のどこかには、男女五人組――クラスも部活も違う本当の有志という理由で集まった五人組――でないと辿り着けない『開かずの扉』がある、という噂が存在する。

・登校は午前八時までに、教室に入るのは一番遅くても午前八時五分までに、という決まりがある。ちなみに、八時二分には「コーン、コーン」という予鈴が鳴る。

・屋上は立ち入り禁止で鍵がかかっているが、ちょっと工夫して扉を揺らすと簡単に開いてしまう。もっとも、そのことを知っている生徒は多く見積もっても一桁くらい、らしい。



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